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命日のお墓参りで行かないといけないのはいつ?服装や持ち物も紹介!

この記事を読んでいるあなたは、故人の命日を直前に控えたタイミングで、お墓参りで行かないといけない日を知りたいとお考えではありませんか。また、命日にお墓参りする際の服装や持ち物、どんな花がおすすめかも知りたいと思う方もいらっしゃるでしょう。

今回解説する記事の内容をまとめました。

  • 2種類の命日について
  • 命日のお墓参りで行かないといけない日はいつ?
  • 命日のお墓参りは何をすればいい?
  • 命日以外でお墓参りに行くならいつ?注意点は?
  • 服装や持ち物について
  • おすすめの花は?

そして、この記事の結論はこちらになります。

  • 命日のお墓参りに行かないといけない日に絶対的な決まりはないが、祥月命日、特に年忌法要には行くのが一般的

本記事を読むと、命日にお墓参りをする際の知識を十分に得て、不安を払拭した状態でお墓参りに行くことができます。

目次

祥月命日と月命日、2種類の命日について

祥月命日と月命日、この2種類の命日を聞いて、それぞれどのような意味を持つのかわからない方もいらっしゃると思います。それぞれの意味を詳しく解説します。

祥月命日とは

「祥月命日」とは、故人が亡くなった月と日のことです。例えば、1月1日に亡くなった場合は、一年後以降の同じ月日が祥月命日となります。

亡くなった月日の一年後を「一周忌」、二年後を「三回忌」、六年後を「七回忌」といい、三回、七回を含む年に法要を行うことが一般的とされています。

また、閏年に亡くなった場合、閏年以外の年はその前日の日が祥月命日となります。(例:2024年2月29日に亡くなった場合、以降の年で2月29日がない年は、2月28日が祥月命日となる)

月命日とは

故人が亡くなった日のことを「月命日」といい、祥月命日の月を抜いた月が対象となるので、年に11回あります。31日などに亡くなった場合、31日までない月は、その月の最終日を月命日とします。

月命日には、お墓参りをしたり仏壇に手を合わせたりすることが一般的です。年に11回あるので、お墓参りに必ず行く決まりはなく、故人を思う気持ちが大切です。

命日のお墓参りで行かないといけないのはいつ?

故人を偲び、供養するためにも命日にお墓参りに行く方は多いです。ここでは、一般的な命日のお墓参りで、行くべき日をお伝えします。

祥月命日、特に年忌法要には行くのが一般的

絶対的な決まりはありませんが、年に一度訪れる、「祥月命日」にお墓参りに行くといいでしょう。祥月命日は、お墓参りやお坊さんを呼んで読経をしてもらう日とされています。

特に、年忌法要にはお墓参りに行くことが一般的です。年忌法要は、一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌、十七回忌にお経をあげてもらうことです。

年忌法要は区切りの年でもあるため、普段忙しくて時間の確保が難しい場合でも、このタイミングで故人への思いを巡らせる良い機会でもあります。

命日当日に行けないなら前日までに

家族や親戚に予定があり、どうしても命日当日に行けない日もあるでしょう。その場合は、命日の前日までにお墓参りするといいです。注意点としては、命日当日よりも後の日にならないことです。

最も優先されるべき先祖や故人を後回しにしないというのが一般的な考え方としてあります。

基本的には午前中にお墓参りをしてついで参りにならないように

お墓参りをする際は、基本的には午前に済ませた方が良いです。これも、先祖や故人を優先するべきものとして考えられており、感謝の気持ちや誠意ある対応を表すためでもあります。

そのため、何かの用事のついでなどの「ついで参り」も一般的にはタブーとされているので、注意が必要です。

命日以外でお墓参りに行くとしたらいつ?

命日以外でお墓参りに行くとすれば、「お彼岸」「お盆」「正月」などです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

お彼岸

お彼岸は、「秋分の日」「春分の日」を中日として、前後3日間の計7日間のことをいいます。日本では古くから、先祖を大事にする文化が定着しており、お彼岸は先祖を供養するという意味でも最適なタイミングです。

一般的には、お彼岸の中日で祝日でもある秋分の日、春分の日にお墓参りに行くことが多いですが、お彼岸の期間であれば、どのタイミングでも問題ありません。

【正月のお墓参りを予定している方はこちらの記事もどうぞ】

お盆

お盆の時期は、先祖の魂が帰ってくるとされており、故人の魂をお迎えし、もてなしてお見送りするのが慣習です。お盆の時期は地域によって異なりますが、一般的には8月13日から16までの期間をいいます。

この時期になると、多くの方がお墓参りに行くので、お盆の時期に行くのもいいでしょう。

正月

正月などの年末年始もお墓参りに最適です。親戚一同が集まるタイミングでもありますし、先祖や故人に感謝の気持ちや新年の挨拶をすることは大切です。

ただし、正月は初詣や他の予定が重なりやすいため、「ついで参り」になりやすいので、同じタイミングで行くべきではないとする考えもあります。心配な方は、家族や親戚の意見も参考にするといいでしょう。

【正月のお墓参りを予定している方はこちらの記事もどうぞ】

命日のお墓参りに行ったら何をする

命日のお墓参りでは何をしたらいいのか迷う方もいらっしゃいます。ここでは、命日のお墓参りの際にすることを紹介します。

年忌法要ならお坊さんに読経をしてもらう

区切りの年に訪れる「年忌法要」であれば、お坊さんを呼んで読経をしてもらうのが一般的です。読経をしてもらう際に、お坊さんにはお布施で1〜3万円(七回忌以降は3〜5万円程度)を渡すのが相場としてあります。

お坊さんに来てもらう際は、御車代(交通費)をお布施と別の封筒に入れて渡すようにしましょう。年忌法要は、お坊さんに読経してもらうのが一般的ですが、金銭的に難しい場合は、依頼しなくても問題ありません。

年忌法要以外の命日ならお墓の掃除とお供え

年忌法要以外の命日にお墓参りに行くのであれば、お墓の掃除やお供え物をしましょう。お墓の掃除に必要な道具は、水拭き、乾拭き用のタオルやスポンジなどを持っていくといいです。

お供え物は、故人の好きだった食べ物や花、線香を持ってお供えするといいでしょう。

命日のお墓参りで服装や持ち物は?

ここでは、年忌法要の場合とそれ以外の場合にお墓参りに行った際の服装や持ち物について解説します。

年忌法要の場合は喪服でお布施を持参

特別な理由がない限りは、年忌法要の服装は喪服で、持ち物はお布施を持参します。三回忌を過ぎると、「平服」で行うのが一般的です。

平服とは、Tシャツやデニムのような普段着のことではありません。喪服ほどかしこまった服装ではなく、男性なら黒のスーツ、女性は黒のワンピースやセットアップがマナーとしてあります。

年忌法要以外の場合は普段着とお供えを持参

命日のお墓参りでは、決まった服装はないです。派手な色の服装や露出度の多い服装でなければ、年忌法要以外の場合は普段着で問題ありません。その上で、お供え物を持参して先祖や故人に挨拶に行きましょう。

お供え物は、故人が好きだった食べ物や花、線香などを持っていくといいです。大切なのは、先祖と故人を偲ぶ気持ちなので、基本的なマナーは押さえておくようにしましょう。

命日のお墓参りにおすすめの花は?

最も多くの方に選ばれており、伝統ある花としても知られている「菊」がおすすめです。菊が選ばれている理由に、「日持ちする」「上品で高貴」「邪気を払うとされている」などがあります。

他にもおすすめなのが、白や淡い色の花です。ただし、匂いがキツイ花や棘のある花は避けるのが一般的です。

まとめ:命日のお墓参りで行かないといけないのはいつ?

命日には2種類あり、お墓参りで行かないといけないのがいつかわからないままにしておくと、大切な故人を偲ぶ機会を失ってしまいます。

命日には祥月命日と月命日があり、祥月命日の年忌法要に行くのが一般的です。絶対的な決まりはありませんが、命日にお墓参りに行けない場合は、前日までに行きましょう。

後回しにしたり、ついで参りはタブーとされていますので、注意が必要です。間違った知識で命日のお墓参りを迎えると、家族や親戚などとトラブルになる可能性もあるので、知識を身につけてから故人の命日を迎えるようにするといいでしょう。

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